Arch Linux のすすめ

この記事はYounGeek Advent Calendar 2022の 13 日目の記事です。

マイデスクトップ

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僕のデスクトップです。 OS が Arch Linux, DE が i3-gaps です。

Arch Linux とは

A simple, lightweight distribution

(引用：archlinux.org)

Arch Linux はシンプルで軽量なディストリビューションです。思想としては "Keep It Simple", "Do It Yourself" を標榜しています。 Arch Linux には以下のような特徴があります。

高いカスタマイズ性
Arch Wiki が充実 (日本語も)
AUR (Arch User Repository) からパッケージ取得
ローリングリリース
x86-64 アーキテクチャをサポート

特に「高いカスタマイズ性」はとても嬉しいことで、 Arch Linux をインストールしただけでは必要最小限のものしか入っていないため、 Wi-Fi ドライバからブラウザ、エディタ、デスクトップ環境、ターミナルなど全てを自分で必要なもの・好みのものを選択してインストールすることができます。

カスタマイズ

Arch Linux ではインストールする開発ツールやソフトウェアの構成からカラースキーム、テーマなどカスタマイズし放題です。あらゆるツールで同じようなカラースキームを自作して統一感のあるデスクトップにしたり、 Mac や Windows に似せたり最高に楽しいカスタマイズができることは Arch Linux を使う主な理由の一つです。 r/unixporn という subreddit では Arch Linux に限りませんが、各々が自慢のデスクトップのスクリーンショットやソフトウェア構成を投稿しているので、見ているだけでも楽しいです。 Arch Linux を使い始めてどのようなパッケージをインストールするか迷った時やカラースキームを作る時にとても参考になります。

開発環境としての Arch Linux

カスタマイズだけでなく、 AUR の存在やローリングリリース、充実した Wiki のため Arch Linux を開発用 PC として使うことができます。欲しいと思ったパッケージは大体、公式リポジトリか AUR にあるので困ることは少ないです。仮に無くても自分で作成すれば良いと思います。また Arch Linux のインストールやパッケージのインストール、使い方、設定方法、不具合への対処などの情報が Wiki に書かれており、とても頼りになります。開発用 PC として使おうとするとエディタやターミナルなどをインストールしますが、それらの設定は基本的にファイルで管理されているため、 dotfiles で管理しておけば PC が壊れたり買い変えたりしても環境を再現できます。僕は現在開発用に Arch Linux を使用していますが、一度開発ツール群とカラースキームなどの見た目を構築してしまえば、それ以降はたびたびパッケージを更新してソフトウェアが壊れたり設定ファイルの書き方などが変更されたりした時に直すだけなので特に問題なく長い間使い続けられると思います。

AUR など Arch コミュニティに支えられて今の PC 環境が成り立っていますが、全然貢献できていないのでパッケージのメンテナンスなどで貢献していきたいです。

さいごに

Arch Linux を始めて最高の環境を手に入れよう！